初版が2003年。
酒井順子さんが定義(狭義)する”負け犬”とは、未婚、子なし、三十代の女性
話題を集めて、TVやエッセイなどでもとりあげられること多数。
初めて読んでみて、酒井順子さん自身の
内面までふくめた冷静な観察に、納得したり、感心したり。
私自身も、40才目前にして独身でいるとは
かつて想像もしていなかったので耳に痛いこと多し。
バブルの頃に、「結婚しないかもしれない症候群」がおなじように
話題を集めたことがあったのだが、あれとは、また主体や視点は
ずいぶん変っている。
確実に10年後もまた変っているだろうし、何が良いかとはいえないと思うけれど。