10人がそろった!
春、寛政大への入学を控えた蔵原走、
彼が清瀬(ハイジ)に導かれるように竹青荘で暮らし始めたときから
物語が始まる。
頼もしくそして抜群の人望と指導力を発揮する清瀬の元で
陸上未経験者が7人もいる竹青荘の住人たちの、
たった10人での箱根駅伝への挑戦が始まる。
とにかくおもしろかった。
最初から最後まで、楽しく、そしてちょっと
感動さえしながら読み終えました。
オススメです。
この作品は、陸上競技を書いた作品の中でも
マスターピースになるのじゃないかと思う。
王子
ムサ
ジョータ
ジョージ
神童
ユキ
ニコチャン
キング
走
ハイジ
それぞれのメンバーの描写にも、愛情があふれていて
物語の中盤にはすっかり彼らを好きになっていた。
読売新聞で何度か
三浦しをんさんのインタビュー記事が連載されていたが、
さばさばした大人の女性という感じがして
好感をもった。
本作は、彼女ならではの、作品という気がします。