road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「北緯四十三度の神話」浅倉卓弥/文藝春秋

中学生の頃に両親を亡くした二人の姉妹。

大学で研究を続ける姉:菜穂子
地方の放送局でDJをしている妹:和貴子

ふたりの間の秘められた感情やわだかまり
少しずつ、ほぐれて明らかにされていく。

和貴子のディスジョッキーの語りが、
物語の中に挿入される手法は、
女性だけに新鮮な感じがした。

浅倉さんの小説は、やはり雪のふる北国が似合うと思った。
寒さの中で、感じる温かみというのがある。

最初のページの言葉を読んで、
あれ?これって・・と思っていたら

最後に、和貴子が熱い思いをのせて流した曲は、やはりそうだった。

浅倉さんは、私と年令がひとつ違いだから、
ほとんど同じ頃に聴いていたはず。

Netでさがして試聴してみて、懐かしかった。