監督：エドワード・ズウィック
主演：トム・クルーズ、渡辺謙
真田広之、小雪
渡辺謙さんをハリウッドTOP俳優へ押し上げるきっかけになった超話題作。
アカデミー賞がらみでのTV露出も多く、近年のハリウッド大作の中でも
期待させる作品だった。
実際に観てみて、
普通に丁寧につくられた作品というのが第一印象。
馬と人が跳ねとばされる合戦シーンが、印象的だったくらいで
SFXも奇抜な仕掛けもなく、ストーリーもシンプルに構成されている。
桜や山里のシーンの美しさはよい。邦画だったら、ここが見せ場と
力が入っているだろう風景も、抑えられたトーンであるのも良いと思えた。
女性の存在が、唯一、小雪のみ、
それにこれほど抑えられた表現・演出というのは、
ハリウッド作品としては（邦画としても？）画期的だろうと思う。
ほとんどしゃべらない真田広之もまた良し。
とにかく、この映画が公開されてから3年。
俳優：渡辺謙の活躍する世界は大きく変った。
きっかけ、チャンス（機会）。
いろいろな捉え方があるだろうけれど、
核になっているのは、彼の継続して積み重ねてきたものだと思う。
渡辺謙さんの
新世代の国際俳優としての活躍を応援しています。
