気鋭の格闘家として有名な須藤元気さんが、
ベースボールマガジン社の森沢明夫さんとのメールでの質問に答える形で
自分の哲学・思想をまとめた本。
須藤元気という格闘家は、強いのはもちろんだが
その発言や行動力など、驚かされることが多い。
そのニュートラルさが好きで、応援している。
彼がどんなことを考えて、そしてどんなことを人に伝えたいと思っているのか?
興味があって本書を手にとった。
ページ数は少ないし、内容もシンプルだけれど
哲学が、人の行動や行き方を決めるというは、事実だと思う。
トップアスリートやアーティストの書いた本を
読む機会は多いのだけれど、この本は須藤元気さんならでは、
と思った。
まじめな語りのなかに、挿入されるギャグも・・
らしくて笑ってしまった。
巻末の森沢明夫さんの解説にも、触れられている
シンクロニシティ(偶然の一致)は、
ちょうど私がこの本を読み終える頃にも、ひとつ起こって
不思議な経験だった。