road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「レッド・ドラゴン」2002

監督:ブレット・ラトナー

トマス・ハリス原作。

羊たちの沈黙」からさかのぼる、
ハンニバル・レクタ-登場作の第一作目らしい。

アンソニー・ホプキンスの怪演ぶりはあいかわらず。

本作の前に映画化された
トマス・ハリスの小説「ハンニバル」は、
出版後すぐの大増刷がTVでとりあげられていたのが印象に残っている。
(ベストセラーは当時でも珍しくなっていた。)

映画化されて公開されるのと同じ頃に、図書館で借りて読んだ。

怖さと、読後感のひどさで・・
これはジョディ・フォスターが続編映画の主演を
断ったというの納得できると思った。

さて時系列では第一作に相当する本作。
主演の元FBIウィル・グレアム役:エドワード・ノートンは、
ファイトクラブ」での印象が強くて最初とまどったが、
繊細な印象の彼が、レクターそしてレッドドラゴン
対峙していくシーンは頼もしい。

レクターを捕まえたHERO像にふさわしいキャスティングだと思う。

ラストシーン、
ウィル・グレアムがレクターの前から退場することを暗示するシーンと
羊たちの沈黙」つながる
レクターにクラリスが訪ねてきたことをつげられる場面で
で終わっている。

羊たちの沈黙」と同じ脚本家が手がけた故の
印象的な交代劇になっている。

クラリスが一人でなければ..
ハンニバル」がなければ..

ウィルとクラリスの共闘がみれたかもしれないのが残念。