万城目学さんの長編小説
嵐野弓子17才 バスケット部に所属する女子高生
女子高校生が吸血鬼という物語といえば、
赤川次郎さんの「吸血鬼はお年頃」シリーズが
あって、
自分も十代の頃に読んでからファンなのだけど
「鴨川ホルモー」を初め、現実世界とあやかし?の
共存する世界を描かせたら、
第一人の万城目学さんが、どう料理するのか?
楽しかった。
親友の吉岡氏(よっちゃん)との絡み、
青春エピソードも甘ずっぱっく懐かしい。
吸血鬼たちの現実世界への溶け込み方の歴史的経緯とかも
新しいリアリティがあるなあ。
表紙のイラストが可愛いです。
<出版社HPの解説より抜粋>
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普段は吸血鬼であることを意識せず過ごす高校生・嵐野弓子の
前に突然現れたトゲトゲのばけもの。「Q」と名乗るそいつは、
弓子が人の血を吸わないか監視しにきたという。
でも、考えてみ?
人間社会に溶け込む現代の吸血鬼が、血を吸うなんて絶対ない!
だが、思いがけない事件が起こり――。
ミラクルな展開が待ち受ける、青春×吸血鬼ストーリー!
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<新潮社の作品URL>
https://www.shinchosha.co.jp/book/336013/
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