誉田哲也さんのデビュー作!
第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀作賞受賞作
本書の元版「ダークサイド・エンジェル 紅鈴 妖の華」
は学習研究社 ウルフ・ノベルスの1冊として2003/1に刊行
前日譚にあたる「妖の掟」の3年後の物語
大切な存在である欣治と辰巳圭一を亡くし、
一人でいきる闇神の紅鈴の周囲で起きる禍々しい殺人事件
リライトされているのかな?
後に出版された「妖の掟」と
書かれた時期にかかわらず
物語の前後関係、世界観に違和感がなくて、
素直に続編を楽しめましたが、
本作のラストは、ちょっと切なくて悲しい。
本書でも登場する
姫川玲子シリーズの井岡刑事の存在は、明るくて救いです。
巻末 杉江松恋さんの解説が詳しくて、
読み応えあります。
おすすめです。
<誉田哲也インタビュー>デビュー作『妖の華』に始まるシリーズが再始動!
https://books.bunshun.jp/articles/-/5522