堂場瞬一さんの長編警察小説。
- 文春文庫書き下ろし
ベテラン刑事:岩倉剛が主人公
副題がラストライン3となっていて、
表題作「ラストライン」に連なる作品のようです。
(「ラストライン」少し前にドラマ化もされていました。)
関係ないように思われた2つの殺人事件、
事件を追いかける岩倉の前ですこしずつ明らかになる事実が
連なって新しい図がみえてくるところ
が本作の一番の魅力。
岩倉と高校生の娘とのやりとりもほっこりします。
先日読んだ「垂れ込み 警視庁追跡捜査係」の事件が
年始のこととして言及されていたり
後半部分で、鳴沢了についての噂話がでていたり
堂場瞬一さんファンにはうれしい部分。
<文春文庫のHP>
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167914509