堂場瞬一さんの長編警察小説。
- ハルキ文庫書き下ろし
未解決事件を扱う警視庁追跡捜査係
15年前の池袋・通り魔殺人事件について
情報提供をもちかける電話を受けた沖田は、
待ち合わせ場所に赴くが相手:山岡は現れず、
10年前の別の新宿・通り魔事件を追う同僚の西川は、
過去の聴取記録を追いかける中で、気になる人物を見つける。
面白かった、
なにより初動捜査に失敗し、
警察内部で”筋が悪い”といわれる未解決事件の謎が
紐解かれていくところ。
それに。。
作中、山岡の生活に感じるちょっとした違和感は、
事件が一旦収束した後に振り返ったときに
実際にこわさにつながりますね。
続編もありそうなEndingは
期待がつながります。
庄田と三井さやかのエピソードには
ちょっとほっこりしました。