誉田哲也さんの長編小説。
盗聴器の仕掛けがバレてヤクザに袋叩きにあう情報屋の圭一。
気まぐれで圭一を助けた、紅鈴(べにすず)と欣治(きんじ)の二人は
老朽化も進んだアパートから退去を迫られたことから、
圭一に頼んで同居生活を始めることになる。
紅鈴と欣治の会話、
そして圭一も交えた会話が可笑しくて楽しい。
不老不死のようであっても、
避けられない死別の切なさと
最後、敵役の終わり方がまたなんというか。。
面白かった。楽しみました。
下記のインタビュー記事を読むと、
誉田哲哉さんのデビュー作「妖の華」の17年ぶりの
シリーズ2作目なのですね。
「妖の掟」は、「妖の華」の三年前が舞台とのこと。
本作の続きがデビュー作で読めるのか。
読みたい。
#本作には、あの“井岡”がちょっとだけ登場します。
<文藝春秋のHP>
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912035
<誉田哲哉さんインタビュー>
https://books.bunshun.jp/articles/-/5522