西條奈加さんの長編小説。
お蔦さんの神楽坂日記 シリーズ2作で初の長編とのこと。
最近テレビドラマなどで舞台になったものが多かったので、
なぜだかちょっと親しみを感じる街:神楽坂が舞台
なぜだかちょっと親しみを感じる街:神楽坂が舞台
本多横丁のなかほどにある「多喜本履物店」の店主”お蔦さん”が
本シリーズの探偵役、
本シリーズの探偵役、
語り手である高校生:孫の望の視線がまっすぐでちょっと
すれた自分を感じるところはあります。
すれた自分を感じるところはあります。
普通の生活をしている中に起きた一家3人行方不明事件、
残された長男を預かったお蔦さんと望、
続いていく日常生活の丁寧な推移のなかであきらかになる真実とは。
続いていく日常生活の丁寧な推移のなかであきらかになる真実とは。
ネットなどで眺めているだけではわからない事件の肌触りみたいなものがあるということを
本書は書き上げていて、それが、いわゆる推理小説にはない魅力です。
本書は書き上げていて、それが、いわゆる推理小説にはない魅力です。
書店員の方の解説がまた良いです。
え、なんだか全然イメージ違ったような?
というのがその時の印象。どんなふうに作風変わってきたんだろう。
というのがその時の印象。どんなふうに作風変わってきたんだろう。
短編集であるという一作目も読みたくなりました。