road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「N・P」吉本ばなな/角川書店

48才で自殺した作家:高瀬皿男97編の短編を集めた小説「N・P」。 アメリカでほんのしばらくの期間ヒットした 彼の残した子供たちと、主人公、 そして非公開の98話目をめぐる小説。 吉本ばななさんの小説を読むのは初めてだと思う。 こういう雰囲気の話を書く…

「レボリューション」須藤元気/講談社

プロローグを締めくくる言葉: タイミングとは、喩えるならダムにある水門のようなものだと思う。人は、 そして、すべての生命は、未知なるものに向かってタイミングという水門を 解き放つことで可能性を開いてきたはずではないだろうか。 そして、その水門…

maxell iV 250GB 購入(2個目)

日立Wooo P37-HR01に使用できるリムーバブルHDD、 2個目を購入しました。 型番:M-VDRS250G.A(著作権保護対応) TSEモードでの録画50H。 映画など録画始めるとあっというまです。 半年か1年待てばHDD 500GBがでるだろうと思いながら、 HDD残量気にしながら…

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎/新潮社

2008年、本屋大賞受賞作。 昨今、エンタティメント小説の分野で評価の高い小説を発表し続けている 伊坂幸太郎さんの最新長編。 //// 「伊坂幸太郎的に娯楽小説に徹したらどうなるか」という発想から 生まれた、直球勝負のエンターテインメント大作。 冴えわ…

「マネーロード」二郎遊真/講談社

2007年、第39回メフィスト賞受賞作。 名前とメッセージが書き込まれた旧千円紙幣。 4年もの間、ホテル最上階のダブルルームにひきこもりながら 株のネット取引で伝説の存在である”ヒィ"。 仕手戦で”ヒィ"に大敗を喫し、 逆転を狙う投資ファンド代表:沢谷 ”…

「鎮火報」日明恩/講談社

2005年、「それでも、警官は微笑う」で第25回メフィスト賞を受賞した 日明恩(たちもりめぐみ)さんの2作目の長編。 二十歳の若い消防士:大山雄大が主人公。 小学生の時に殉職した消防士の父、 父がかつて命を助けたことが縁で、雄大を厳しく見守る先輩消防…

「パラサイト・シングルの時代」山田昌弘/ちくま新書

初出は1999年。 "パラサイト・シングル"という言葉は、 いろいろな本や時事解説でも引用されてきたが、 本書はその言葉を始めてつかった山田昌弘氏による 原典ともいえる本。 社会現象が、こんな風にキーワードを設定して ながめた時に読み解けるというは、…

「ホルモー六景」万城目学/角川書店

「鴨川(小)ホルモー」 「ローマ風の休日」 「もっちゃん」 「同志社大学黄竜陣」 「丸の内サミット」 「長持の恋」 「鴨川ホルモー」のサイドストーリーに当たる6本の短編を配した作品集。 本編の主人公たちとの懐かしい再会もあり、 本編の影で起きていた…

「リセット」垣谷美雨/双葉社

”時間もの”というのは、私にとって特に好きなジャンル・・。 「カレンダー・ボーイ」に続けて読んだ本作。 食傷ぎみに感じるのかと思いきや、またまた・・・。 主人公は、同じ中学・高校を卒業した 40歳の女性たち。 香山知子 黒川薫 赤坂晴美 作者の垣谷美…

「不況に負けない再就職術」中井清美/岩波アクティブ新書

ノンフィクション作家の中井清美さんが、 1999年5月~2002年3月大阪新聞に連載したものに 加筆・修正を加えたもの。 バブル崩壊後の中高年の再就職についての取材記事がメインで 当時の厳しい状況は隔世の感がある・・と 思えるのかとおもいきや (現実はわ…

P37-HR01 ダビング10対応開始

P37-HR01、無事にダビング10対応になっていました。 いつもならHDD iVDR-Sへのダビング="ORGの消去"ですが、 ムーブとコピーという2種類に分かれて、 ムーブでコピーワンスのものの場合は消去、 それ以外のものはコピーでカウント-1という説明表示にかわり…

「カレンダーボーイ」小路幸也/ポプラ社

"時間もの”は、個人的に特に好きなジャンルだから、 新作がでたら必ずチェックするようにしている。 好きだからこそ楽しんで甘い評価になる部分もあるし、 国内外とわず一流の作家が手がけた傑作と比較して、 辛めの見方をしてしまうこともある。 今回、日本…

「魔女の盟約」大沢存昌/文藝春秋

「魔女の笑窪」の続編にあたる長編小説。 地獄島での事件の後、日本を離れた水原が、 中国人の元警官:白理(バイ・リー)と一緒に 韓国・上海・そして戻ってきた日本で活躍する。 前作についてもブログに感想を書いたのだけれど、 最初は、まさしく「グロテ…